今週の野花⑰-木槿

2011/7/11

木槿 (ムクゲ)

茶花では「冬は椿、夏は木槿」と称されます。 今回ご紹介する木槿(ムクゲ)は、格調高くそして存在感があり、夏の茶花の王者と言っても過言ではありません。 左の写真は、白一重底紅の「宗旦」と呼ばれる品種で、真ん中の紅色が周囲の白を更に引き立て、まるで日の丸の国旗を見ているようです。 我々日本人にとっては、とても美しいと感じる色の組み合わせだと思います。

また、木槿の花の寿命は短く、夕方には萎んでしまいます。 いわゆる一日花で、その日その場のために咲く花。 だからこそ、茶人に好まれたのではないでしょうか。 「花の命は短くて…」、自然から与えられている生命の尊さを感じます。

美濃椿手の徳利に活けられた木槿と鉄線

今回は木槿の他に、紫色の鉄線も一緒に活けてみました。 木槿を一輪買った時に、花屋の店員さんから「鉄線もそろそろ季節は終わりですね」と言われ、慌てて鉄線も入手したからです。 来週、鉄線についてはあらためてご紹介します。

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