石のはなし⑱-浸透性吸水防止剤

2011/1/27

施工前:竣工後2年で御影石床に濡れジミ発生

石材は屋外で風雨にさらされたり、あるいは経年によって、表面に汚れ、濡れジミ、エフロ、凍害、劣化等の問題が起こります。それは主に石材が吸水性を有するからです。したがって、石材表面への水の侵入を防ぐことができれば、これらの問題は起こりにくくなります。

私は過去10数年にわたって石材を扱ってきましたが、主成分がシリコーンとフッ素の浸透性吸水防止剤を石材の表面に塗布するのが、一番良い方法だと思います。

施工後:濡れジミ除去洗浄後、浸透性吸水防止剤を塗布

これは石材に浸透して細孔を埋め、水や汚れの浸み込みを抑制しますが、フィルム状の膜を形成しないため気体は通します。また、石の持つ自然な質感を損ねることもないという優れものです。

新築ビルの場合は、石材を貼る前に表面と小口に浸透性吸水防止剤を塗れば、その後劣化防止と防汚の効果が持続されます。既存ビルでも、濡れジミを除去洗浄して表面にこれを塗布することによって、ほぼ元の綺麗な状態に戻すことができます。写真は、この濡れジミ除去工事の施工前と施工後を撮ったものです。

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