石のはなし⑧-斑岩

2010/10/15

丸の内仲通りの歩道に貼られた斑岩

斑岩(はんがん)という石が、最近お洒落なショッピングストリートの歩道などによく使われています。色はグレーや赤褐色。ヨーロッパでは古くから主に道路の舗装材として用いられ、特にイタリアの古い街で石畳状に貼られているのを見かけると思います。イタリア語で、ポルフィード (Porfido) と言います。

岩石学上は、深成岩と火山岩の中間的な半深成岩の一種。特徴としては、板状に剥がれやすく、その表面を敢えて研磨せずにそのまま使用します。滑りにくく、平らで歩きやすく、硬くて摩耗しにくいので、歩道用の石材にピッタリなのです。
原産地の一つは、イタリア北部の都市トレントというところです。世界史の好きな方には、カトリック教会による反宗教改革のトレント公会議が開かれた都市として有名だと思います。また、同じような石がアルゼンチンでも採れ、日本ではアルゼンチン斑岩という名前で売られています。

写真は、東京の丸の内仲通りで撮ったものです。歩道にその斑岩が貼られています。ヨーロッパの街並を演出するには、打って付けの石です。

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